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投稿日 2019年10月09日

(画像をクリックして拡大してください。 ドラッグすると広範囲が見られます。)
八ヶ岳の行者小屋から見上げた眺めです。
バスの終点がある美濃戸口から7Km以上林道と山道を歩いてやっとたどり着く行者小屋。
そこはすでに八ヶ岳核心部の山懐。標高2800m前後の八ヶ岳主稜線がある岩壁があと約1kmもの近距離に迫ります。
行者小屋と稜線との標高差は約500m。南北に横たわる横岳の西壁の顕著な岩塔「大同心」「小同心」のほか、樹木の張り付きさえ許さない岩壁が続きます。その壁はおびただしいルンゼやクラックの連続です。
稜線上には小さな人影がちらほら。右に目を転ずれば赤岳の異様な姿が目に飛び込みます。その重量感は圧巻。
今下ってきた文三郎道のはしご段が這松と背の低いダケカンバの小尾根に張り付いているのも見えます。
行者小屋の前は、ここで自分の歩いてきた稜線をまじまじと見上げて疲労感と共に達成感を味わう人たちでいっぱいです。
2019年10月06日撮影
(熊五郎)
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