
投稿日 2018年12月14日

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荒船山艫岩から 2018年12月10日撮影
群馬県と長野県の県境にある荒船山は、その名の通り船の形をした山です。私は航空母艦に見えるのですが、その甲板部の頂稜はほぼフラットです。
そのフラットな頂稜は、ある山の一部が平原のようになっているのではなく、テーブルマウンテンのように独立しています。それを特徴づけるのは、何といっても船首にあたる経塚山と、船尾にあたる艫岩(ともいわ)です。
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経塚山(きょうづかやま)は二等三角点 荒船山 1422.69mで、荒船山の最高所です。一方、艫岩は東西に幅500mほど。高さは約200mの大絶壁です。船尾はすっぱり切れ落ちている感じですので、艫岩と名付けられたのでしょう。
当然、艫岩からは大展望が広がっています。
西は八ヶ岳の蓼科山。東は榛名山や妙義山まで見えているので、北側の浅間山を中心に約180度の範囲が見えています。遠くには北アルプスの白い山並みが見えています。この日は今年初めての寒波で、荒船山の頂稜の樹木は霧氷になってました。写真をよくみると八風山や物見山などの山頂部も白くなっています。
遠望もさることながら、200mも切れ落ちる絶壁ですから、足元の遠さも格別です。国道254号を走るトラックが、ご飯粒のように見えています。長野県へはよく使う国道ですので、車で走っている自分を想像しながら眺めます。
ちょうど今の我々には船体のように見えている荒船山ですが、西面、東面を沢が確実に浸食し続けているようです。あと何万年今の姿を保ってくれるでしょうか。
(熊五郎)
コメント(1)
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いかにも荒々しい光景にみえますが。2018/12/14(金) 午後 4:30