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アカボシゴマダラ.jpg

アカボシゴマダラの春型

2019年5月17日撮影

 

先日庭の植木に散水していたら、少し大きめの白い蝶が飛来した。アゲハ蝶の類や、モンシロ蝶などはよく来るのだが、この白い蝶は珍しい。

 

少し羽がちぎれているが元気に飛んでいた。地面にもよくとまって羽をゆっくり閉じたり開いたりしていた。

 

急ぎスマホで撮影しネットで調べてみたら「アカボシゴマダラ」という蝶だった。

 

この蝶は「アカボシ」というくらいだから赤い星状の模様があるのだが、春に現れるのは春型と言って写真のように赤い星が無い。

 

幼虫は榎木(えのき)の葉を食べるらしい。そういえばうちの裏に大きな榎木がある。

 

驚いたことにこの蝶は要注意外来生物になっているらしい。つまり外国から来て国内で繁殖し、在来生物に影響を与えると考えられている生物だ。

 

榎木は結構いろいろな虫たちのごちそうのようで、昔、その木で玉虫を見つけたこともある。在来種のゴマダラチョウも榎木を食べるので、競合して数を減らさなければよいが。

 

アカボシゴマダラは風に乗ってやってきたのか、はたまた誰かが持ちこんだのか。いずれにせよ、蝶に罪はない。また逢ったとしてもこの大きな蝶を駆除できそうにない。

 

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(2) 

  • 花も蝶も自然の芸術の細やかさには驚くばかりです。よくまあこんなに精巧な模様を書き込めますね。 2019/5/27(月) 午後 1:13

  • > agewisdomさん そうですね。この蝶はまだ単調ですが、山では色鮮やかな蝶も見かけます。(熊五郎) 2019/5/27(月) 午後 9:57

     

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