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投稿日 2018年05月15日
新緑の稜線に出て風を呑む
(しんりょくのりょうせんにでてかぜをのむ)

山のピークとピークを結ぶ線を稜線といいます。一方、尾根はピークや稜線から麓に派生する線です。
したがって、使い方は尾根を登って稜線に出る。またはピークに達する。稜線を辿って次のピークへという感じです。
尾根は高みに向かって黙々と登るイメージですが、稜線は山の向こう側が初めて見える場所ですから、登ってきた達成感とともに、すがすがしさを感じる場所でもあります。そこは下からの風が乗り越える場所でもあります。
稜線はときに樹林であったり、岩であったり、明るかったり、暗かったり。鞍部で峠になっていたり、様々です。
稜線に辿りついた時、人はよく登りきったという思いとともに、稜線で吹く風がとてもすがすがしく感じることがあります。そこで様々な思いとともに、身体を休め一息つくのです。そこまでが険しい道であればあるほど、その風は身体をやさしく包み、一瞬で身体に入って浄化してしまいます。それは万能の薬のように。
(熊五郎)
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おいしい風を飲んで命の洗濯ですね。山登りの醍醐味かな。 (agewisdom) 2018/5/15(火) 午後 8:56
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