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柿平町越沢から大鳥屋山 2018年01月11日歩く 晴れ 単独

投稿日 2018年01月11日

20180111_大鳥屋山01.jpg

栃木県佐野市柿平町越沢から大鳥屋山

下山は林道を利用

緑破線: 予定ルート 赤実線: 歩行GPS軌跡

(国土地理院の電子国土地図に情報追加)

 

 

二年前の三月に大鳥屋山(おおとやさん)から北側の岳ノ山に登りましたが、そのときは駐車場のある前沢からの一般ルートを登りました。今回は気になっていた大鳥屋山の南側(唐沢山側)に探りを入れるため、越沢から登ってみました。

 

南側からの大鳥屋山は、一般的に越沢から蛭沢に通じる林道を使って、唐沢山との鞍部まで車で登り、そこから1時間ほどで大鳥屋山に登るルートをとるようですが、一度登った山に、それではあまりにも安易なので、越沢から東の尾根を下から登ることにしました。

 

予定では唐沢山経由で降りたかったのですが、出発が遅れてしまい今回は諦めました。このため林道を1時間ほど歩いて越沢まで下りました。唐沢山は別途計画したいと思います。

 

関連記事: 栃木県佐野の大鳥屋山と岳ノ山

 

 

通過時刻

駐車地 9:58

尾根取付き点 10:13

尾根上 10:30

P561 11:19

岳ノ山が見えるピーク 11:40

石祠(山神宮) 11:45

大鳥屋山山頂 12:00 (昼食)  12:15

唐沢山への下降点 12:24

林道に降り立つ 12:48 (散策) 13:01

駐車地 14:03

 

歩行距離 約10Km

所要時間 約4時間

 

 

国道293号で葛生(くずう)まで入り、葛生大橋で県道200号に乗り換えて、仙波から秋山川方面に進みます。前方に石灰鉱山で削られた高いピークが見えるので、目印になります。この辺りは鉱山があるのでダンプがよく通ります。

 

越沢のゴミ集積所のスペースをお借りして駐車しました。ちょうど目的の尾根が落ちる地点です。

 

尾根への取付き点を探しますが、猪柵があり、また大きな岩で川に落ちているので、いい取付き点が見つかりません。仕方がないので、林道に少し入って、民家の裏も試みますがやはり猪柵でダメ。さらに入って墓地の後ろからやっと取り付けました。この地点で取付き点から尾根上までの標高差はすでに80m。立ってられないような急斜面を落ち葉で滑りながら登ります。しばらくの我慢です。

20180111_大鳥屋山02.jpg

明るい尾根上に出た

露岩が少なく、歩きやすい

 

今回のようにサイドから取りつくと、尾根上に出るまでが急斜面で苦労させられますので、尾根に取付く場合は、なるべく末端から取付くのが基本です。しかし、一長一短あって、末端は藪になっていたり、生活圏に近いため、今回のように猪柵などの障害物に出合う可能性も高いものです。

20180111_大鳥屋山03.jpg

尾根上から、唐沢山方面を望む

 

一旦尾根上に出てしまうとあとは楽勝です。今回の尾根は右側が植林ですが、左の南側は概ね自然林で明るく藪もなく、快適に登れました。大きな露岩もなく危ない箇所もありません。淡々と急な尾根が続き、気がつけば高度が上がっています。稜線に出ると岳ノ山が見え、左奥に大きく黒い大鳥屋山が迫っています。

20180111_大鳥屋山04.jpg

大鳥屋山山頂 標高693.1m

一等三角点補点(点名:黒岩)

 

大鳥屋山の標高は693.1m。一等三角点です。いくつか石祠が並んでいます。吹きぬける風が冷たいので、昼食を急いで済ませて下山にかかりました。

20180111_大鳥屋山05.jpg

下山途中、大鳥屋山を振り返る

丸くやさしい形のピーク

 

来た道を少し戻って、途中のピークの手前から踏み跡が右下に降りています。最初は植林帯ですが、やがて自然林の痩せ尾根に出ます。左に登りに使った尾根を見ながら、少しガレた斜面を下ります。やがて踏み跡がピークを避けて左下に降りているのでそれに従うと、林道に降り立つことができました。山頂から40分くらいでした。

20180111_大鳥屋山06.jpg

林道に降り立った

登るとき、この入り口は分かりにくい

この近くに駐車できるスペースは何箇所かある

 

唐沢山へは時間的に少し心配だったので今回は諦め、取付き点だけ確認しておきました。

20180111_大鳥屋山07.jpg

唐沢山方面への取付き点

 

林道をとぼとぼ1時間ほど歩いて越沢に戻りました。

 

なお、今回のルートでは、山頂の山名板以外に、道標はまったくありません。ところどころ赤テープなどの目印がありますが、古いものです。

 

 

参考文献:

新ハイキング社 昭和63年2 月刊「一等三角点の山を歩く」P182 大鳥屋山 山口ゆき子

氏は、秋山川の越沢から林道を歩き、鞍部から登っている。下りは旗川側の山口にとっている。計4回登ったようだ。山頂手前の稜線北側斜面にカタクリの群生があるとしている。

 

茗渓堂 「静かなる山」昭和53年7月刊 P160 大鳥屋山 中西 章

氏が登ったころはまだ越沢-蛭沢間の林道は無かったようだ。旗川側の山口から登り、越沢へ下っている。

 

 

 

 

(熊五郎)

 

 

コメント(4)

  • 木の枝の作る影が好きです。いいものですね。 (agewisdom) 2018/1/11(木) 午後 9:15

  • > agewisdomさん 冬枯れのこの時季は地面まで陽が届くので、意外と暖かいですよ。(熊五郎) 2018/1/11(木) 午後 9:23

  • この時期は低山が良いですね。木の合間からの眺めはまたいいものがあります。 山の旅人 ] 2018/1/12(金) 午前 6:28

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