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山の樹木 シラカシ(白樫)

投稿日 2017年12月03日

山の樹木_シラカシ1.jpg

シラカシの葉とドングリ

奈良 石舞台古墳の駐車場にて

2017年11月26日撮影

 

ドングリの木には落葉のものと、常緑のものがあるのはご存じだろうか。

 

シラカシはドングリの成る木だが、常緑の木である。

 

落葉のものには、コナラ(小楢)、カシワ(柏)、クヌギ(椚)などが代表的。

 

常緑のものは、シラカシ他カシ(樫)の類。シイ(椎)の類がある。

 

多くは山で普通に見られる木だが、落葉した山に、シラカシがあると大きな株で鮮やかな緑なのでよく目立つ。

 

常緑の木にはヤブツバキ(藪椿)やサカキ(榊)などもあるが、どちらかと言うと樹林の下生えで、背が低い。(例外もあるが) ところがシラカシは背が高いので目立つのだ。

 

山の樹木としたが、シラカシは公園や民家の庭などにも普通にある木だ。

 

大阪の実家の庭にオヤジが植えたものがあった。常緑なので家の境界の目隠しのように生垣に利用される。普通は板状の大きな壁のように仕立てるが、成長が旺盛なので選定が忙しいかもしれない。

山の樹木_シラカシ2.jpg

シラカシの幹

樹高10mくらい

 

 

常緑の生垣にはツバキやサザンカ(山茶花)も利用されるが、シラカシは葉が明るい緑でさわやかさがあるからか、よく利用されるようだ。

 

栄養状態にもよると思うが、猛烈にドングリが成るので、11月ごろのシラカシの根元は、ドングリだらけになることも珍しくない。

 

私が見る限り、シラカシは関西のものよりも、関東のほうが葉が小さめではないかと思うのだが、気のせいだろうか。

 

 

関連記事: 冬枯れの中の緑 シラカシ

 

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(2)

  • さまざまな団栗があるものですね。小さな丸い形も微妙に違う。常緑樹まであるとは知りませんでした。 (agewisdom) 2017/12/3(日) 午後 3:37

  • > agewisdomさん 関東では落葉広葉樹のドングリの木が主体ですが、シラカシは関東でも家の庭先や低山で見かけます。今年の山はドングリが豊富なように感じます。(熊五郎) 2017/12/3(日) 午後 6:49

     

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