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投稿日 2017年11月19日

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榎峠と陣見山の間の林道から
2017年11月17日撮影
風の強い日の翌日、この日は登山日和となった。
朝方寒かったが、昼近くになって木漏れ日がここちよい。
陣見山 標高531mは荒川に沿う秩父往還の往時の往来を見下ろすような位置にある。秩父に入る、または来る道が、荒川が削って瓶のネックのように細い峡谷を通っている。今でもそこには国道140号と秩父鉄道が荒川ぎりぎりに通るばかり。山を越えずに秩父に入るにはここしかないのだ。
陣見山の山頂は残念ながら展望が得られないが、榎峠から陣見山に向かう途中、尾根筋の登山道が林道に降り立つところがあり、そこからは南西の展望がある。
眼下は長瀞の町。美の山の向こうには三角形の頭をもたげた武甲山がある。霞んでいるが、武甲山の麓には秩父の町。
時折、秩父鉄道を走る貨車が、ピーーっと鳴らしながら、コトンコトンと走り去るのが聞えてくる。今日も石灰岩を満載して運んでいる。
山仕事の人と話をしながら、荒川が光る山里を眺めつつ、なんとものどかなひと時を過ごした。
(熊五郎)
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