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横山厚夫著 「一日の山 中央線私の山旅」
藤井 実氏によるカット画
まずは、ペンでカット画を見ながら模写します。ここで失敗がひとつ。藤井氏の画は手前の太い木を背後にある木々よりも長く描いています。これは、よく考えてみると、遠近感を出すひとつの手法ではないかと思います。私はそれが理解できず、すべての木の頭を揃えてしまいました。

つぎに彩色ですが、原画には色がありませんので、すべて想像での彩色です。
笹は勿論緑ですが、新しい葉はまだしも、古くなってくると周囲が白くなり、ササクレや破れも目立ちます。そこであまり健康的な笹にならぬよう、白いところも残して、二色の緑で塗ってみました。木は左から陽が差し込んでいるとして、右側を若干暗め にしました。

Holbein Cake Colors 透明水彩絵の具
albireo AB-PC POST CARD
SAKURA MIcron PIGMA 黒 0.5mm 0.1mm 水性ペン
笹のある樹林の雰囲気が出たでしょうか。
(熊五郎)
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