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日暮れる山

投稿日 2010年07月27日

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南アルプス 鳳凰山 燕頭山(つばくろあたまやま)にて
 
 


 

山の一日が終わる。

 

テントを張って、身の周りのものを整理し、

 

夕食を終えて、やっと一息つく。

 

森の奥で、ホトトギスがさえずる。

 

なんと、夕刻のテントに似合う鳥なのだろうか。

 

ゆっくりと訪れる夜の闇。

 

一本のローソクの灯りを頼りに、

 

地図を見たり、コーヒーを入れたりして時を過ごす。

 

夏の南アルプス。

 

ひとりの静かな静かな時間が過ぎてゆく。




 

(熊五郎)

 

コメント(4)

  • 夏山いらっしゃったんですか。沈みゆく夕陽が、山の深い静けさの幕開けのように輝いていますね。 2010/7/27(火) 午後 9:58

  • agewisdomさん、この日も風の無い夏の暑い日でした。風があってザワザワしていたり、沢音でも聞こえていると、それなりに気持ちも落ち着きますが、この日のようにまったく音も、光もない山の中にひとりで居ると、テントに落ちてくる枯れ枝の音にさえ、ビクッとするものです。テントから数メートル離れると漆黒の闇。究極の?孤独です。(笑) (熊五郎) 2010/7/27(火) 午後 10:07

  • 熊五郎さん こんにちは。燕頭山(つばくろあたまやま)と読むのですね。山の一日が終わって、テントで夕食をすませ
    コーヒーを飲み独りで静かに過ごすのですか。私には経験のないことですが、鳥の声を聞き大自然の帳を心行くまで楽しむのでしょうね。ポチ 
    らくがき楽ちん ]2010/7/28(水) 午後 0:34

  • らくがき楽ちんさん、コメントありがとうございます。山はいろいろな楽しみ方がありますが、孤独を味わいに行くのもそのひとつです。最高の贅沢かも知れません。信頼できる自分の身体と、使い慣れた道具に囲まれて、大自然に身を置くことこそ、登山の醍醐味でもあります。(熊五郎) 2010/7/28(水) 午後 9:50

     

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