
投稿日 2010年05月20日

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この写真は、袈裟丸山の登山ルートにある小ピーク 小丸山(1676m)からの展望です。
見えている尾根は群馬と栃木の県界尾根です。
手前(南側)が渡良瀬水系、向こう側(北側)が利根水系です。
袈裟丸山は、写真の左端から前袈裟丸、後袈裟丸、中袈裟丸、奥袈裟丸と呼ばれており、
4つのピークから成っています。
右奥は皇海山(すかいさん)。そして、さらに奥が残雪のある日光白根山です。
前袈裟丸には標高1878mの三角点があるので、ここを袈裟丸山としている人が多いようです。
実は袈裟丸山の最高点は奥袈裟丸の少し北側にある1961mで、三角点はありません。
前袈裟丸まで登る人は多いようですが、そこから先、皇海山への稜線は、
あまり歩かれていないようなので、興味がそそられます。
袈裟丸山は、下部に花崗岩が露出しており、城壁を思わせるような大きな岩頭がいくつもあり、
それらが風化して転がり落ちた岩が沢床にごろごろしています。
上部は溶岩で、賽の河原などの奇景を産んでいます。
植生は下部にカエデ類、上部は唐松、ダケカンバ、さらに上にアカヤシオなどの低木林となって
います。上部の林床は、おおむね熊笹に覆われています。
2010年5月15日 撮影
(熊五郎)
コメント(4)
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ずいぶん遠くまで見渡せるものですね。前白根だけは少し登ったことがありますが、大変だったなあ。傾斜にものすごく弱いので。でも、これだけの展望があると心が広がりますね。 2010/5/20(木) 午前 10:30
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熊五郎さん、植生は下部にカエデ類、上部は唐松、ダケカンバ、さらに上にアカヤシオなどの低木林となっている。上部の林床は、おおむね熊笹に覆われている。標高により植物の生え方やその状態がよくわかり参考になります。今は1700メートル級の高原でも、観光道路がついている所もあり、観光バスから眺望できますが、歩いて登山される人のように入 念に観察することはできません。バスは一瞬ですから…。ポチ [ らくがき楽ちん ] 2010/5/20(木) 午後 0:42
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agewisdomさん、この稜線は、関東平野からも見えます。日光の男体山は特徴がある大きな山体ですから、お分かりになると思いますが、そこから左に視線をやると、まだ白い日光白根山。さらにその左に皇海山。ほぼこの形で見えます。そのさらに左が袈裟丸山です。見える山の名前を覚えると、愛着がわき、毎日変化が気になります。(熊五郎) 2010/5/20(木) 午後 3:55
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らくがき楽ちんさん、この時期の山は新緑が美しく、鳥の声も冴えわたっています。花が多いのもこの時期です。植物に詳しいともう少し詳細に表現できると思いますが、小生ではここまでです。鳥の声は、レコーダを忘れたため、お聞かせできず残念です。(熊五郎) 2010/5/20(木) 午後 6:26