
ALTERA CPLD MAX II EPM240T100C5NでLチカ
投稿日 2014/01/31
ALTERA CPLD MAX II EPM240T100C5NT搭載のLC STUDIOでLチカまでをやってみました。
EPM240T100C5NはALTERA社のCPLDです。
LC STUDIOは中国のWayEngineerという会社のボードのようです。ここで回路図やLチカ サンプルが入手可能です。

写真1 LC STUDIOボードとUSB Blaster
LC STUDIOはUSB Blaster JTAGインターフェースとともに3000円でオークションに出ていましたのでCPLDの勉強のため購入してありました。
開発環境はALTERA社のQuartus_IIをダウンロードしました。
Windows 32bit版 Web Editionでバージョンは13.1でした。
LC STUDIOにはすでにデモプロとしてLチカのプログラムが書き込まれているようで、電源(5V)を接続すると、D1(赤LED)が点滅します。
今回は開発環境の確認のため、WayEngineer社が提供しているLチカ サンプルプログラムのLED点滅周期を変更して、Quartus_IIでコンパイルし、書き込んで動作を確認するところまでを行いました。
①まずALTERA社のホームページからQuartus_II Web Editionをダウンロードします。USB Blasterのドライバーもダウンロードされます。
ドライバの場所は、標準のフォルダにインストールした場合、
C:\altera\13.1\quartus\drivers\usb-blaster\x32 でした。
②Quartus_IIのダウンロードの後、USB BlasterのUSBケーブルをPCに差し込み、ドライバーの場所を指定するとセットアップされて認識されます。
③LC STUDIOに5Vの電源をつなぎ、ボード上の電源スイッチを押して電源を投入します。
あらかじめ書き込まれているデモプロが動作し、LEDが点滅します。
この点滅速度を覚えておきます。
④USB BlasterのケーブルをLC STUDIOのJTAGソケットに接続します。
⑤WayEngineerのホームページからサンプルプログラムをダウンロードしておきます。
⑥Quartus_IIを実行します。
Quartus_IIが起動したらFileメニューのOpen Projectを開き、liushuideng.qpfファイルを指定してプリジェクトを開きます。
⑦ソースを編集します。
Filesタグにあるliushuideng.vhdファイルを開いて、ソースの中にある9999999をすべて一桁増やして99999999にしておきます。(LEDの点滅が遅くなる)

写真2 Quartus_IIでプロジェクトを開き、ソースコードを編集 コメントが文字化け 中国語?
⑧Start Compilation(紫の右三角)ボタンをクリックし、コンパイルを開始します。
進行状況は左中のTaskにパーセンテージで表示されます。コンパイル、論理合成、タイミングのチェック等すべて行われて、エラーがなければ 進行状況のパーセンテージの部分がチェックマークになり、最終的に、
Info (293000): Quartus II Full Compilation was successful. 0 errors, 4 warnings
のように表示します。

写真3 コンパイル終了 Taskがチェックマークになっている
⑨コンパイルがうまくいったら、つぎは書き込みです。
Programmerボタンをクリックし、Programmer画面が表示されたら、Hardware Setupをクリックし、Currentry selected hardwareをUSB-Blasterにしておきます。
⑩Programmer画面に戻ってStartボタンをクリックすると書き込みが始まり、進行状況が緑のバーグラフで表示されます。

写真4 Programmerの画面 書き込み終了
ほどなく書き込みが終了するので、LEDの点滅が遅くなったのを確認します。
以上で確認が終了しました。
これでとりあえず、
Quartus_IIによるコンパイル、USB Blasterによる書き込み、実行まで一連の作業が可能であることを確認できました。
(JF1VRR)