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なつかしいリグ C120

投稿日 2011/08/11

144MHz FMハンディー スタンダード(日本マランツ)のC120です。

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このリグは、ハンディーとしては比較的初期のもので、当時の定価は37,800円。機能が多彩、最大5Wでなかなかの優れものです。

 

430MHzのハンディーもありましたが、当時の私の感覚では、どちらかというと430MHzよりも144MHzのほうがまだメジャーかなと思って購入しました。

 

すこし角ばったデザインですが、当時としては洗練されたデザインと思います。

 

スキャン機能なども充実しており結構遊べるリグです。

 

私はこれを登山用を兼ねて購入しました。

 

交信用ではなく、どちらかというと緊急連絡用です。

 

実際、新潟の巻機山(まきはたやま)から、群馬・新潟の国境稜線を縦走していたとき、天候悪化で日程が狂い、麓の民宿に心配をかけないよう連絡したかったときに役立った経験があります。

 

県境のこの地域は人里から離れており、ダメ元で送信してみたところ、新潟県上越市の局がひろってくれ、その場で民宿に電話をしてくれて、スムーズに事態を解決できました。

 

あとで住所を調べてビール券を送って感謝を伝えました。

 

いまではこのリグを持ち歩くこともありませんが、ときおり取りだし、いじって遊んでいます。

 

144.00から145.99MHz FM
電源 5.5V から16V
RF AMP 2SK24
1st IF 21.8MHz
2nd IF 455Khz
リアクタンス変調
ファイナル 2SC1971 2.5W(外部電源使用時 13.8V 5W)
CPU μPD7514D

 

ファイナルが2SC1971。 144MHzで最大5W搾り出すところがすごい!

 

C120はクリスタル切替のチャンネル方式ではなくPLLです。メインダイヤルはロータリチャネルセレクターです。上下キーによる周波数変更、テンキー入力も可能です。144.00から145.99MHzまですべてカバーしています。

 

機能は多彩で、ざっとこんな感じ

 

CALLボタン(145.00MHzを呼び出す)
周波数記憶 20メモリ
スキャン機能(ポーズスキャン/ビジースキャン、低->高 高->低)

オールスキャン(全バンドスキャン 2MHz)
プログラムスキャン(指定した周波数間(内/外))
1MHzスキャン(任意の1MHz)
メモリースキャン
MS.Mスキャン(優先メモリーのみのスキャン)

空きチャンネル自動サーチ(空きチャンネルに簡単QSY)
デュアルワッチ
 メモリ1とダイヤル周波数

メモリM0からM19のひとつとダイヤル周波数
呼び出し周波数とダイヤル周波数
プライオリティーメモリとダイヤル周波数

オートパワーオフ(30分 オフ時3mA)
バッテリセーブ(1秒間隔受信で1/4の受信消費電流)
チャネルステップ切替(5, 10, 15, 25KHz, ワンタッチ100KHz))
PTT無効
送信パワー切替(ローパワー0.4W)
周波数ロック
トーンスケルチ(オプションCTN120)
RF ATT(-20dB)
スケルチ(ワンタッチスケルチオフ)
LCD表示部ランプ
ブザー音選択、消音

 

電池用バッテリケースは単三6本

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(JF1VRR)

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