
写真1 AD9833 DDS MSOP 0.5ピッチ 変換基板に乗せる
それはさておき、
このチップは10ピンのMSOPで、写真にようにピンセットの先ほどの大きさです。
変換基板に取り付けましたが、ピンのピッチは0.5なので、半田付けにはちょっと技術が必要です。
まずチップをゲルタイプの瞬間接着剤で正確な位置に仮止めしておきます。
フラックスをほんのわずか塗って、すべてのピンにわざとまたがるくらい半田を盛ります。
半田吸い取り線で、余分な半田を吸い取って、出来上がり。
慣れれば簡単ですが、最初は数個パーにする覚悟がいります(笑)。
このDDSは、マスタクロック(MCLK)周波数は最高25MHzで、その場合最高発振周波数(ナイキスト周波数)は12.5MHzとなり、分解能は0.1Hzです。
今回は手持ち部品の関係で、20MHzのクリスタルを使用したので、10MHzまでのプログラマブルオシレータとして、実験してみました。この場合の分解能は約0.075Hzです。

mbedのホームページにグラフィックLCD(GLCD)のサンプルがあったので再現してみました。
GLCDは秋月電子通商で入手可能のSG12864Aです。
128x64ピクセルのグラフィックLCDで、バックライト付きです。ちょっと接続ピン数が多いのが難点です。
Yuji Notsu氏がテストランニングのプログラムをアップしてくださってます。今回はこのテストランニング用プログラムを無変更で再現してみました。文字フォントも用意されています。電子工作の実験室でSG12864Aを取り上げています。これを移植されたのでしょうか。諸先輩に感謝です。
当然ながらコンパイル&ゴーで、一発で動きます。
回路図

A,K端子はバックライト用電源です。スペックでは4.2Vとなっているので、電源電圧よりも少し下げて使うようです。今回は電源(4.8V)につないで使いました。バックライトを点けると真キッ黄のきれいなLCDになります。
コントラストは、内部のDC-DCコンバータの出力Voutを20Kの半固定抵抗器を介してVoにつなぎ、見やすいように調整します。
このGLCDをmbedにつなぐと、かなりのピン数が占有されます。試してはいませんが、SG12864A.hにピン定義があるので、これを変更すれば任意のピンに変更できるようです。StarBoardOrengeを使用している場合は、p5から30のうちLCDがつながっているp24, 26,27,28,29,30は使えません。
(JF1VRR)